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「大工道具」~のこぎり~

中学校の「図工」の授業で一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。

大工道具の中でも最もよく使われる道具、それが{のこぎり}です。木を切断するときなどに用いられます。

のこぎりは鋸と書きます。

その歴史は古く、江戸時代以降様々な種類の鋸が増え、それ以前から存在されていたことが確認されています。

日本の鋸は一般に引くときに切れるつくりとなっておりますが、世界の大工道具を見渡すと、ほとんどの国で鋸は押し使いとなっております。

それはなぜでしょう?

 

諸説あるのですが、西洋人は押す力が強く、東洋人は引く力が強いからといわれています。

(日本の刀も、日本人の特性から生まれた代物なのでしょうね。)

海外旅行に行く機会があれば、日本の鋸と海外の鋸の比較や現地の人とお互いの鋸の長所や短所などを語り合いたいものです。

また鋸は、木の繊維方向に挽く「縦挽鋸」と繊維の方向と直角に挽く「横挽鋸」に大きく分かれていて、

職人さんたちの域になると、切る感覚が手先から伝わり、まるで体の一部かのように扱えるようです。

私などは力任せに切ろうとしてしまい、うまくいかないのですが、

「千里の道も一歩から」という言葉を信じて、日々精進していきたいと思います。

 

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