京町家に暮らしを学ぶ
京町家とは京都市の定義で「1950年(昭和25年)以前に電つて木木造軸組工法で建てられた木造家屋」とされています。
しかしその定義は様々で、統一された見解はありません。
「ウナギの寝床」と表現されるように、間口に比べて奥行が深いのが一般的で各部屋に光や風をうまく取り込むため
「中庭」や「通り庭」が作られました。
現代のように冷暖房や換気設備がない時代、自然の力をうまく取り入れる工夫をすることで1年を通じて
快適な暮らしが維持されていたのです。
また町家には限られたスペースを有効活用するアイディアも豊富です。
例えば箱を積み重ねたようなデザインの箱階段。
部屋に面した側面がステップ上の引出になって「見せる収納」という性質も持ち合わせています
この「見せる収納」は現代の住まいでも受け継がれていて、壁面を使って収納スペースを確保する
プランは家具を置かない分スペースも広く活用できます。
最近ではユニットを組み合わせてオリジナル収納をレイアウトする作りつけシステム家具も人気です。
構造面でもインテリアのアイデアとしても学ぶ事の多い昔の住まい。
リフォームプラン考える際の方法として一つとして真似してみてはいかがでしょうか。