思い違い
人は、思い違いをする生き物です。
自分が他人に与えたものを過大評価するものです。
夫婦を対象とした心理学の実験によると、
「自分がどれだけ家事に役立っているか」を見積もると、
自分の貢献度を高めに評価する傾向にあるそうです。
”これだけ家事頑張ってます”という感じです。
会社における、仕事の貢献度に関する実験においても、
同様の結果が得られるそうです。
こうした錯覚は、(自分はこんなに頑張っているのに)という
他人に対する責めの心や、不足不満の心をもたらします。
これは、自分が人のために行っていることには意識が向きやすいのですが、
他人が自分のためにしてくれていることには気づきにくいことが原因のようです。
相手がしてくれたことを、意識的に思い出しましょう。
自分や周囲を客観的に見る機会を設けるとよいそうです。