「大工道具紹介」~糸のこ盤~
小学生の頃、図工の授業が初めて恐いと思ったのは、
この工具を使うようになってからでした。
その名も、「糸のこ盤」
糸のこ盤とは、糸のこを電動化して台に取り付けたものです。
細い鋸刃をカムやバネを使って上下に動かし、そこに材料を
手で押し付けていくことで切断します。
木材のほかに、専用刃を使えばプラスチックや薄い金属の切断も可能。
切断系の電動工具の中で細かい作業ができ、
曲線も得意です。
見た目や機能からも木工業のミシンともいわれています。
私は、この糸のこの機械を使ったのは小学校の頃でしたが、
本当にうるさかったのを覚えています。
ですが、室内で使用しても十分物静かな糸のこ盤もあるそうです。
また、糸のこ盤には「木を切っているのは機械ではなく鋸刃である」という格言が
あるようなので、ケチらず良い糸のこ刃を使用するように気を使い、
アクセサリーや小物づくりなどの幅を広げてみてはいかがでしょう。