マンション住まいの地震対策
明日、3月11日で東日本大震災から14年が経ちます。
あの日の記憶は今も多くの方々の心に刻まれ、
震災による甚大な被害は
決して忘れてはならない教訓となっています。
私たちはこの経験を活かし、
今後の地震に備えることが大切です。
浦安市内では、マンション住まいの方が多数を占めています。
マンションは耐震性が高い建物が多いですが、
「揺れやすさ」や「避難時の制約」 など、
戸建てとは異なるリスクがあります。
今回はマンション住まいの注意点をご案内いたします。
1,家具・家電の固定
マンションは高層階ほど揺れが大きくなる特徴があります(長周期地震動の影響)。
そのため、家具や家電の転倒対策がとても重要です。
・ 本棚・タンス・冷蔵庫:L字金具や耐震ジェルで固定
・ テレビ・パソコン:耐震マットでズレ防止
・ ガラス戸(食器棚・窓):飛散防止フィルムを貼る
2,エレベーターの停止に備える
地震時にはエレベーターが停止し、中に閉じ込められるケースもあります。
・ エレベーターの揺れを感じたら
→ すぐに 全ての階のボタン を押す
・ 閉じ込められたら
→ インターホンで管理室や救助要請
3,避難時に気を付けること
マンションでは、避難時に注意が必要なポイントがいくつかあります。
・ 玄関ドアのゆがみに注意
→ 大きな揺れでドア枠が変形し、玄関が開かなくなることがあるので、余震の前にドアを開ける
・ 駐車場の安全確保
→ 地下駐車場や立体駐車場では天井の崩落リスクがあるため、様子を見てから行動
・ ベランダからの避難は禁止
→ ベランダは「避難経路」ではなく、耐火・耐震を考慮した仕切りがあるため、簡単には壊せない
4、マンションの防災設備をチェック
マンションには共用部分の防災設備があります。
日頃から確認しておきましょう。
・ 非常用備蓄(飲料水・簡易トイレ)があるか
・ 発電機や非常灯がどこにあるか
・ 管理組合の防災マニュアルの確認
万が一大きな地震が起こったとき、
子どもと家族の命を守れるかどうかは、
事前の備えにかかっています。
慌てずに行動できるよう、家族みんなで話し合い、
準備をしておきましょう。