作業と温度の関係

最近の気候は暖かくなったり、寒くなったりと安定しない日が続きますね。

工事の管理をする者としては早く暖かい日が続くようになってほしいです。

暖かくなってほしいというのは、寒いと手がかじかんだり、トイレが近くなったりなど作業に支障がでるという理由もございますが、

接着・塗装において寒い日での作業は普段より気を付けなければならないという理由があります。

例えば塗装です。冬は乾燥しているのですぐ乾くのでは?と思いがちですが、決してそうではありません。

塗料の説明書や注意書きを見ると適正温度が記載されており、塗料によって異なりますが大体10℃~30℃が多いです。

気温が寒くなりますと、塗料が乾きにくくなり、さらには塗装面に塗料がなじみにくい・のびにくい等が起きてしまいます。

接着の作業でも同様です。

例えば壁紙の貼り替えでは、新しい壁紙に糊をつける作業において、寒すぎると糊がのびにくく、壁紙にムラなく糊をつけられなくなり接着不良を起こしてしまいます。

また、壁紙の貼り替えは急激な乾燥もよくありません。

糊で湿った貼りたての壁紙はまだ壁の下地との接着は完全ではありません。急激に乾燥させてしまうと壁紙が縮んでしまい、ジョイントの部分など隙間ができてしまいます。

壁紙の職人さんは「冬の寒い時期はなるべく部屋を暖かくし、貼った後は外気が入らないよう注意してじっくり壁紙を乾かすほうが良い」とおっしゃっていました。

細心の注意で作業をしてくれている職人さんのためにも早く暖かくなってほしいです。

ページトップへ戻る