「大工道具紹介」~のみ~
「のみ」とは?と聞かれて即答出来る人は少ないのではないでしょうか。
私もその一人なのですが、調べてみると誰もが一度は手にしたことがある
代物であることがわかりました。
小学校の図工で木彫りなどを行う際に使う工具、
「彫刻刀」は実はのみの一種なのです。
のみは、木材などに孔を穿ったり、削るのに用いる道具であり、
のこぎり・げんのうとともに重要な大工道具の一つです。
今日の伝統的な木組の加工という分野において、
多大な影響を与えたことは言うまでもありません。
私ものみを手にして、木材を加工しようと意気込んでみたものの、
ひとつの穴を開けるのに30分近くかかってしまい、額には汗と疲労の顔が窺えるという
情けない結果になってしまいました。(女性の方が涼しい顔でキレイにのみを扱っていました)
それでも、木材と木材がつなぎ合わさった時の達成感は今でも忘れません。
みなさんにも是非、この感動を体験して頂ければと思います。