防湿コンクリート打設工事
土間床下防湿コンクリート打設工事
築31年のこの住宅は、「布基礎」のため、
床下が土の状態でした。
春になると、大量の羽根蟻が部屋の壁や天井に発生し
この状況を何とか改善したいという思いがありました。
また、床下は普段なかなか目につかない場所なので、
いつの間にか湿気によって土台や柱、床下などが腐敗してしまったり、
シロアリ等害虫が発生していたり、
気が付いた時にはすでに被害が進行してしまっていることが多い場所です。
今回、住まいを長持ちさせるため、
湿気対策として防湿コンクリートを打設することになりました。
工事の流れ
床下の清掃
↓
防湿シート設置
↓
メッシュ配筋設置
↓
コンクリート打設
床下の清掃、地均し
現状は、床下に沢山の炭が撒かれていて、
このままでは防湿コンクリート打設工事が行えない状況
炭やゴミを取り除き、地均しをして平らに整地
防湿シート設置
シートを張る時には約15cmぐらい重ねて施工していきます。
防湿シートは隅々まで施工していく方が効果を発揮しますので、
できるだけカットせずに、折りたたんだり重ねたりして施工してきます。
防湿シートを施工したら上から砂利を置いて重しにします。
メッシュ配筋設置
コンクリートを打ち込む前に
防湿シートの上にメッシュ筋を設置します。
メッシュ筋を設置することで
コンクリートのひび割れが生じにくくなります。
コンクリート打設
今回はポンプ車を停めるスペースが無かったので、
ミキサー車からネコでコンクリートを運びました。
防湿シートとメッシュ筋の上にコンクリートを流し込み、
コテでならしていきます。
床下全体にコンクリートを打設していきます。
床下の防湿コンクリートは1日じっくり乾燥させ完了です。