家が寒い
築31年の住宅の冬は凄く寒かった。
「床が冷たくて足腰が冷える」
「廊下が寒くてしょうがない」
「暖房をつけても部屋が温まらない」
住まいなのに、冬は我慢して生活していました。
これだけ寒いと、様々な病気発症リスクがあったと思います。
家が寒い原因
1、窓
家が寒くなる一番の原因は窓です。
窓は部屋の冷気や暑さが出入りする場所で、
冷気の60%は窓から入ってくるといわれています。
特に築20年以上の戸建ては、
窓ガラスが一枚でできたシングルガラスがほとんどで、
断熱性が低いのが特徴です。
シングルガラスは冷気や熱気が外からそのまま入ってきてしまうので、
夏は暑く冬は寒い家になってしまいます。
2、床下
冬場になると一階の床が冷たくて足元が冷えます。
昔は床下に断熱を行うという発想がなかったため、
築20年以上の古い一軒家の場合、
そもそも床下に断熱が入っていないことがほとんどです。
床下は空気を通してあり冷気が常時流れているので、
断熱を施してなければ、仕上材が冷やされ
家の中が寒くなってしまいます。
3、外壁・天井
家が寒い原因としては、外壁・天井も挙げられます。
築20年以上の一軒家の場合、
床下同様に外壁・天井も断熱が施されていないケースがあります。
断熱材が入っていたとしても、
昔の断熱材(当時のグラスウール)では効果を期待できません。
20年ほど前のグラスウールは密度が低く断熱性能も悪いからです。
また、業者による施工不良でせっかく断熱材が入っていても
効果が発揮できていないこともあります。
断熱材の留め方に問題があったり、隙間ができていたりすると、
そこから冷気が家の中に入り込んでしまいます。
断熱リフォーム工事
サッシ交換
断熱性能を高めるために、
高性能樹脂窓(YKKAPのAPW330)を設置しました。
APW330は、樹脂とLow-E複層ガラスで、
高い断熱性能を実現しています。
結露を無くし、寒い冬を暖かくしてくれます。
冷暖房の光熱費も大きく削減してくれます。
玄関ドアの断熱性能を向上させるために、
ガラスを無くしました。
床断熱工事
床を支えている根太間へ、発砲ポリスチレン樹脂製の
断熱材を入れ込んでいきます。
この商品は、2本のスリット部のアジャスト効果で
隙間が殆ど出来ない床下専用の断熱材です。
1階の床下に設置
床断熱施工後、合板で床下地を造作
壁・天井断熱工事
高性能グラスウールを壁、天井に施工しました。
高性能グラスウールは、通常グラスウールよりも繊維が細かく、
より空気をため込むことができます。
メリット1
高い断熱性能を低コストで実現できる断熱材です。
メリット2
グラスウールの原料であるガラスは不燃性の素材です。
万が一、火事が起こっても有毒ガスなどを発生しません。
メリット3
ガラスは高い耐久性を持ち、経年による劣化が少ない素材です。
メリット4
グラスウールは「国際がん研究機関(IARC)」により、
発がん性リスクが低いということが証明されています。
2階天井にグラスウール敷き詰め