高齢者の住宅内事故を理解し事前対策を
住みなれたわが家で、元気に過ごしながら最期を迎えたいと願う人は多い。
しかし現実には、“我が家”での高齢者の転倒事故が後を絶たない。
ちょっとした転倒が、命に関わる深刻な疾患に至る例もあります。
転倒発生場所の45%が自宅だと言われています。
住みなれた自宅なのに、高齢になると危険な場所に変わってしまう。
老化は身体的にも精神的にも、さまざまな面で機能低下が起こり、
それが徐々に進行するため、本人は気づいていないことがよくあります。
安全に住む為の対策として
住まいのバリアフリー化による、段差の解消。
床の上に物を置かないように収納の充実
照明の明るさのチェック
動作補助の為の手摺の設置
引戸の設置屋やドアノブの交換
家具の配置や動線計画の見直し
高齢になると、どうしても無頓着になったり、面倒になったりしてしまいます。
わが家で長くいつまでも過ごせるように、億劫になる前に早めの対策を検討したいものです。
山下