浴室断熱は「まるごと」が効果大
寒い季節、バスルームが冷えていると、
それだけでお風呂に入ることがおっくうになりますよね。
最も身に染みるバスルームが無断熱では、快適性に劣ると言わざるを得ません。
冷え込みが続くいま、バスルームの断熱について検討してみましょう。
ある調査によると、入浴中の事故による死亡者数は、年間17.000人と言われています。
交通事故による死亡者4.600人と比べると、3倍以上の人がお風呂で亡くなっていることになります。
入浴中の主な事故原因と考えられているのは「ヒートショク」。
急激な温度差が原因で血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こしてしまいます。
ヒートショックを発生させないための温度差はプラスマイナス3℃。
他の部屋と浴室の温度差をなるべく小さくすることが、命を守るカギとなります。
ユニットバスの場合、あらかじめ壁、天井、床すべてに断熱材が入っているものを選べば、
浴室全体の保温性が高まります。
浴室は後から断熱材を充填することが難しい箇所だけに、
バスルーム全体をリフォームするときに導入を検討してほしい。
快適であるはずの自分の住まいの浴室が、
実は事故の多い場所となっていることは知られていいません。
リフォームする際は、綺麗にするだけではなく、
安心、安全も実現させましょう。