木造住宅の耐震基準
日本は地震大国として有名です。
地震の多くは、プレートの境界で発生し、日本は4つのプレートの上にあります。
全世界で発生したマグニチュード6以上の地震のうち、
20%以上が日本で発生していると言われています。
政府の地震調査委員会で、今後30年間で
震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が公表されており、
いつどこで巨大地震が起きてもおかしくない状況です。
では、木造住宅の耐震基準はどう決められたのでしょうか?
これは、大きな地震が発生するたびに耐震基準が見直しされます。
木造住宅の耐震基準は大きく3つに分けられます。
旧耐震基準・・・・・・・・1981年(昭和56年)以前のもの
1978年、宮城県沖地震の発生により見直しされる。
国の耐震化推進はこの範囲の住宅を考えているため、多くの自治体が補助金対象。
新耐震基準・・・・・・・・1981年(昭和56年)以降のもの
壁量が現行基準に引き上げ
1995年、阪神・淡路大震災により見直しされる。
現行の耐震基準・・・・・2000年建築基準法改正(新耐震基準とよばれている)
接合部に関する金物、及び壁の配置バランスが規定された。
現行の耐震基準は、壁量、接合部の金物、壁の配置バランスが規定されています。
大規模な地震が発生するたびに基準が見直されました。