不便さを選ぶ
最近読んだ本の中に、
「あえて不便さを選ぶ」という言葉がありました。
キッチンの中で、常に使うものほど、手の届かない上の方に置くそうです。
よく使うものは、手を伸ばせばすぐ届く位置に・・・というのが
収納の鉄則だと思っていた私には、まさに驚きの発想でしたが、
上のものを取るために背伸びをすることで、リンパの流れが良くなったり、
台座に上ったり下りたりすることで、ふくらはぎの筋肉を動かしたりと、
生活の中にあえて不便さを取り入れれば、健康的な体を手に入れられると書いてあり、
妙に納得してしまいました。
確かに、スマートフォンの普及により、
漢字を書こうとしても思い出せなかったり、簡単な計算さえ電卓に頼ってしまったりと、
様々な場面で衰えを感じる今日この頃。
機械に頼らず自分の身体を使い、多少の不便さを楽しんでみるのもいいかもしれません。