火の元には注意しましょう
先日久しぶりに雨は降りましたが、その後も空気が乾燥した日が続いております。
統計によると1月は火災発生数がとても多い時期のようです。
火の元には十分お気をつけてください。
主な火災の原因は「放火」や「たばこの不始末」が多いですが、3番目に多いのが「コンロ」による出火です。
調理中に目を離してしまったことによる出火やコンロの周囲に置いてあった布巾に燃え移るなど原因は様々ございますが、
火の出るガスコンロの場合、調理中着ている服に燃え移る「着衣着火」の危険性があります。
着衣着火は毎年100名近くの方がお亡くなりになっており、特に高齢者の割合が多くなっております。
高齢化による判断力や運動低下に加えて視力の低下(白内障など)によりコンロの青い火が分かりにくくなる傾向があるようです。
ガスコンロによる火事・着衣着火を防ぐために、火の出ないIHクッキングヒーターに交換する方が多くなっておりますが、
IHも間違った方法・認識で調理すると出火の恐れがあります。
IHは裸火が出ず、消し忘れ防止装置もついておりますが、揚げ物調理の際、油の量が規定より少なかったり、説明書に書かれた正しい調理器具を使わなかった場合、
温度センサーが正しく働かず、熱せられた油から出火する危険性があります。
たとえ安全装置がついているにしても、ガスコンロもIHも調理中は目を離さず、正しい使用方法でお使いください。