「大工道具紹介」~バール~
新築などの作っていく工事の段階では、失敗しない限り
使用することはありませんが、
リフォームでの解体工事で非常に活躍してくれる工具があります。
それがバールです。
バールは片方のみ割り込みがあり、釘抜に使用しますが
(釘抜は打ち込みに失敗した釘や不要になった釘を引き抜くことに使用します)
もう片方は平らな刃状になっています。
そのため、バールは解体工事以外にも、テコとしても使用されます。
部材の持ち上げや部材間の隙間を広げる際などに使用します。
さらに、バールは土堀りにも使用します。
コンクリートを砕いたり、硬い土を掘るときに、
バールでほぐすとスコップも使いやすくなります。
このように有能な力を持つバールですが、
金属の塊であるため、倒れただけでも材料に傷がついてしまいます。
加えて、バールを使用する解体工事は重労働です。
適度に休憩を入れながら、丁寧に扱うことが
バールを使用するうえで非常に重要になってくるということですね。