中古マンション選び
鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は47年ですが、
実際には47年を超えても快適に暮らせているマンションは多くあります。
鉄骨造の建物も同様です。
特に近年は、建物の性能が上がってきていることもあり、
住宅の寿命はさらに延ばすことができるでしょう。
どの構造、どの建材を採用した建物なら何年もつ、ということは一概にはいえません。
実際の建物の寿命は環境やメンテナンスによるところが大きいからです。
例えば、海のそばに置いてある車は塩害ですぐに錆びてしまいます。
家も同様です。
海の近くの家は鉄部が錆びやすかったり、
雨の多い地域で屋根や軒の出を少なくしている家は
外壁のヒビなどから、壁内に雨が浸入しやすかったりします。
また、同じ家でも、直射日光の当たる面は外壁の劣化が早かったりもします。
そこで重要になるのが、それぞれの建物に合ったこまめなメンテナンスです。
KN日本大通ビルは1911年に旧三井物産/横浜支店の事務所棟として竣工した、
日本で最初の全鉄筋コンクリート造りのオフィスビルがあります。
築111年以上になりますが、計画的に修繕され
今でも問題無く活躍しています。
マンション選びのポイントは、管理体制がどうなっているかを
確認することが重要です。