新学期スタート
桜が咲きはじめると、そろそろ入学式のシーズンです。
私たちも満開の桜の下で記念写真を撮ったと
昔を懐かしむ人も多いと思います。
日本の学校では、当たり前のように4月に入学式や新学期を迎えますが、
なぜ4月? と疑問に思ったことのある人も多いと思います。
昔の江戸時代の話ですが、
もともと日本の学校には入学式や新学期という風習はありませんでした。
学びの場として開設されていた寺子屋などでは
特に入学の時期を決めずに、
いつでも入学することができたそうです。
この時代の子どもたちは、子どもとはいえ
家族の仕事を手伝うことが多かったため、
現在のように時間割などもなく、
学べる時間だけ学ぶという子どもが多かったようです。
ところが、明治19年に国の会計年度が
3~4月に行われるようになったことをきっかけに、
当時の文部省の指示で高等師範学校は4月入学となったそうです。