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浦安市の液状化リスク

浦安市の液状化

浦安市は東京湾に面した埋立地として発展してきましたが、

液状化現象による被害のリスクが大きい地域でもあります。

特に、2011年の東日本大震災では広範囲で液状化が発生し、

市内のインフラや住宅に深刻な被害をもたらしました。

液状化現象とは

大きな地震の揺れによって地下水を多く含む砂質の地盤が

一時的に液体のように緩む現象です。

その結果、地盤沈下・建物の傾斜・道路の隆起などの被害が発生します。

浦安市が液状化に弱い理由

  

・埋立地であること

浦安市の大部分は1960〜1980年代に

東京湾を埋め立てて造成された地域です。

埋立地は地下水を多く含んだ砂質地盤が多いため、

液状化リスクが非常に高いです。

・地盤の未改良部分の存在

当時の埋立工事では、液状化対策が十分に行われていない部分も多く、

液状化しやすい地盤が広範囲に存在しています。

・地下水位が高い

浦安市周辺の地下水位は比較的高く、

液状化を引き起こしやすい環境が整っています。

 

浦安市は、液状化リスクが非常に高い地域である一方、

東日本大震災以降の大規模な地盤改良や防災対策によって、

再び同様の被害を防ぐための備えが進められています。

しかし、今後も地震リスクは避けられません。

市民一人ひとりが防災意識を持ち、

液状化への備えを継続することが、

安全な未来への鍵となります。

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