スタッフブログ

よい収納計画とは

よい収納がある住まいとは、どのような家でしょうか?

そのポイントは、使いたいものが使いたい場所にあるかどうかです。

ダイニングテーブルで、手紙を書いたり、子供の書類を作成する場合、

筆記具、印鑑、封筒、切手等、すぐそばにあるかどうか。

キッチンで使うものは、キッチンのそばにあるか。

洗面室で使うものは、その近くにあるか。

すぐ近くに収納があれば、便利ですよね。

収納場所が近くに無い場合、取り出してきて、

片付けないまま放置されることが多くなります。

収納計画の最大のポイントは、その場で使うものの近くに

その収納があるかどうかです。

玄関にコート掛けがあれば、玄関でコートを仕舞いリビングに入っていくと思います。

もし無ければ、ソファーの上にポイッと掛けられてしまうでしょう。

ご自宅を綺麗に保つためには、適材適所の収納計画がなされているかどうかです。

あなたの責任では無いと思いますよ。

 

雨漏りにご注意

雨の多い日が続きますね。

九州で起きている豪雨災害も大変心配です。

一日も早く復旧されることをお祈りいたします。

 

雨が多くなると室内の湿気や洗濯物に困りますが、

戸建てにお住まいの方は雨漏りに注意しなければなりません。

屋根や外壁に損傷があると、雨漏りを引き起こしてしまいますが、

室内まで水が侵入し、壁や天井が雨染み・カビの発生が起きる場合もあれば、

室内は特に変化が無く、見えないところで雨漏りしている場合もあります。

気づかず雨漏りを放置していると、木材に菌が繁殖し、木材が腐り、シロアリを引き寄せます。

シロアリは家にとって重要な土台や柱を駄目にしてしまいますので、

建物の耐久力が低下につながります。

雨漏りしているかもしれない。

シロアリがいうかもしれない。

ご心配な方は是非ご相談ください。

 

「大工道具紹介」~メジャー~

アパートやマンションに住み始める時のドキドキ感は、今も忘れません。

新しい家具や棚をどのように設置しようかと考える時間は愛おしさを感じます。

そんな時間をアシストしてくれる必要不可欠な道具、それがメジャーです。

メジャーは、目盛りが振られた帯を用いて長さを測定する道具です。

建築作業現場はもちろんのこと、洋服の寸法や、

陸上競技など長さの測定に幅広く用いられています。

帯の材質は金属、樹脂、布などで、ケースに収納されている帯を

必要に応じて送り出して、記入された数字を見て計測します。

このメジャー、使い方としては測ろうとするものや場所に

平行にメジャーをあてることが重要であり、

初心者のうちは、両手をいっぱいに広げた長さ以上の

長さを一人で正確に測ることは難しいので補助してくれる

人を求めることが大事です。 (職人さんは当たり前のように一人で計測します。)

 

普段は何気なく使っているものも、究極を突き詰めれば、

人の役に立てるような仕事になるということを、メジャーが教えてくれたような気がしました。

シャワーヘッド交換

手元で吐水・止水の調整ができるクリックシャワー。

我が家のクリックシャワーは、内部の部品が劣化してきたのか、

いつからかポタポタと水漏れが起きるようになりました。

しかし、完全に壊れて水が勢いよく噴き出してくる状態ならば、

すぐに交換しないと!!と焦りますが、

ポタポタと滴り落ちる程度では、なかなか重い腰は上がらないものです。

 

そんな私の背中を押してくれたのが、突然訪れた長い自粛生活でした。

対応する品番を調べ、Youtubeの動画を見てイメージトレーニングをし、いざ交換工事へ。

ところが、シャワーと同じくらい劣化している金具は固すぎて簡単には回りません。

力ずくて回してみたところ、予定外の場所からもぎ取れてしまい、

おとなしく水道屋さんに頼めばよかったと顔面蒼白に・・・。

急遽、ホームセンターに駆け付けるハプニングもありましたが、

最終的には何とか無事に交換できました。

 

せっかくなので、節水効果の高い「エアインシャワー」をセレクト。

 

 

 

 

 

 

作業時間は10分足らず(何事もなければ・・・)、費用は1万円強でした。

気になってはいるけど、先延ばしにしている箇所があるならば、

早めに直してしまうのがおススメです。

もったいない?

ヨーロッパや米国の一般家庭では、モノの種類が少なく、

住まいの中はとてもすっきりしているように思います。

突然の来客でも、そのまま迎え入れられるくらい片付いています。

しかし、日本の家庭はモノが多い。

もし、住まいにモノが少なかったら、もう少し片付いた家になるのかなと思います。

モノが多い理由は、「もったいない」という、日本人独特の価値観があるからでしょう。

捨てるという行為自体が、道徳的に問題であり、引け目を感じるという国民性があります。

しかしながら、無駄なモノをいつまでも抱え込むということは、

本来「有効に活用できる空間」を犠牲にするという、

もったいない行為でもあるんです。

片付けに費やす時間も、相当なものになるはずです。

すっきりした住まいは、掃除も楽になりますし気分もよいものです。

見えない時間や気分に、価値を見出していくと

住まい方が変わるかもしれませんね。

 

ベランダのリフォーム

ここ最近、『マンションのベランダを改装したい』というお問合せが増えました。
おうち時間が増えた事で、居心地の良い空間を少しでも広げよう!
という方が増えてきたのでしょうか。

マンションのベランダは共用部になります。
ほとんどのマンションで取り外しができない造作をすることは禁止されています。
許可が下りたとしても、10年~15年に1回程度行われる大規模修繕時には、
外壁塗装、防水塗装の邪魔にならぬよう、設置物を撤去する必要があります。

そんなマンションにお住まいの方で、少しでもオシャレに見せたいという人は
パズルのようにピースをはめ込んでいくタイプの
ベランダ用タイルがおすすめです。

接着剤で直に固定しないので、大規模修繕の時はご自身で外すことができ、
再設置も可能です。

ベランダの形状に合わせてピッタリ綺麗に置きたい方は、
職人さんにカットしてもらう必要がありますが、
縦管や、スロップシンク、避難はしごなどを避けて敷き詰めることができ、
仕上がりがとても綺麗になります。

ベランダとお部屋の一体化で、おうち時間をより快適にしてみませんか

金具の見えない飾り棚

飾り棚は、棚の固定や荷重に耐える為に、

棚の下にL型アングルやブラケットなどの金物を取り付けることが一般的ですが、

南海プライウッドの「リブニッチ」は、棚の下に金物を取り付けること無く

壁に設置することができる飾り棚です。

 

 

 

 

 

配線孔キャップをセットして電話の子機やオーディオ品などの家電置き場にしたり、

グリーンスポットとしても活用可能です。

棚の裏側にはLEDダウンライトも設置することができ、

玄関や机・テレビ台の上など壁面を有効活用でき、

意匠性の高い飾り棚として使用できます。

「大工道具」~のこぎり~

中学校の「図工」の授業で一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。

大工道具の中でも最もよく使われる道具、それが{のこぎり}です。木を切断するときなどに用いられます。

のこぎりは鋸と書きます。

その歴史は古く、江戸時代以降様々な種類の鋸が増え、それ以前から存在されていたことが確認されています。

日本の鋸は一般に引くときに切れるつくりとなっておりますが、世界の大工道具を見渡すと、ほとんどの国で鋸は押し使いとなっております。

それはなぜでしょう?

 

諸説あるのですが、西洋人は押す力が強く、東洋人は引く力が強いからといわれています。

(日本の刀も、日本人の特性から生まれた代物なのでしょうね。)

海外旅行に行く機会があれば、日本の鋸と海外の鋸の比較や現地の人とお互いの鋸の長所や短所などを語り合いたいものです。

また鋸は、木の繊維方向に挽く「縦挽鋸」と繊維の方向と直角に挽く「横挽鋸」に大きく分かれていて、

職人さんたちの域になると、切る感覚が手先から伝わり、まるで体の一部かのように扱えるようです。

私などは力任せに切ろうとしてしまい、うまくいかないのですが、

「千里の道も一歩から」という言葉を信じて、日々精進していきたいと思います。

 

一畳書斎

新型コロナウイルスの感染拡大に脅えているうちに、

今年も半分が過ぎ去ってしまいました。

明日からいよいよ2020年後半のスタートです。

 

先日のニュースで、

下半期の住まいのトレンドは「一畳書斎」だと紹介されていました。

突然のテレワーク宣言で、

とりあえず間に合わせのスペースで仕事をしていた人達が、

真剣にワークスペースの確保を考え出すといったところでしょうか。

なかには、部屋数の多い家に引っ越したご家族もいらっしゃいましたが、

そこまで思い切った決断はなかなか難しいですよね。

そこで浮上してきたのが、

住まいのちょっとした空間を書斎に変えてしまう「一畳書斎」リフォームです。

「起きて半畳、寝て一畳」という言葉にあるように、

そんなに広さがなくても、一人で集中できるスペースは確保できるものです。

押入、階段下、リビングの隅っこ・・・

改めて家の中を見渡してみれば、意外と書斎スペースが隠れているかもしれません。

たたむ日本の収納、吊るす欧米の収納

日本の収納は、箪笥という伝統的な家具に代表されるように、

日常的に取り出すという目的では無く、長期間しまい込むというものでした。

そのしまい方は、「たたむ」、あるいは「積み重ねる」という文化です。

機能的にみれば、上のものは取り出しやすいけれど、

下のものは上のものをいったんどかしてから取り出すか、

えいやっと引っ張り出さなければなりません。

ものが無い時代の暮らし方であれば、問題ありませんが、

様々なものを取り出したり、しまい込んだりする現代では、

このような収納では億劫になってしまいます。

日本より一足先に豊かになり、物が増えていく生活を体験した欧米では、

クローゼットに見られるような、「吊るす収納」の文化が根付きました。

手先の器用さやまめさで、不便な収納を使いこなしてきた日本人にくらべて、

不器用なところのある欧米人は、簡単に片付く収納の文化が発展したようです。

私たち日本人は、洋風の生活スタイルを積極的に取り入れてきましたが、

ルーズに使える収納の工夫や文化については、まったくといっていいほど

取り入れてこなかったようです。

日本の収納計画には革命が必要です。

ルーズに使える収納計画が、リフォームの肝になるのではと思います。

 

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